白磁の地球を踏みしめて 遠い異国にまだ文も見ず 青い三日月を千切って散らして 声をひそめてなく海燕 「まだ故郷には帰れない」 銀の水瓶に溜まった涙を そこに映した星座ごと 飲み干して 夜を追い立てる街の明かりを 睨む 「私、生かされるために生まれた…
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