2017-12-15 はーとぴーす 呼吸をするたびに またひと粒 ぼくのカケラが宙を舞う 公園の水場の蛇口の取っ手 水たまりを踏んで跳ねた泥 一段高くした自転車のサドル ぼくの"外側"と触れ合ったぜんぶ その数だけのカケラになって ふわふわ浮いてる ころころ転がる ぼくのカケラ おんなじように だれかのカケラも この線を超えたら罰ゲームね、と がりがり、がり 引かれた線の向こうっかわ 安全基地の檻の中 さびしそうに揺れる君の右手も 大切な人のきれっぱしを握ってるから とっくにひとりぽっちじゃない君には このゲームは意味ないね